デヴィッド・木下:スケジュール
「海へ、空へ放射能を流さないことを求める」署名提出
参議院会館第2会議室2007年11月5日
11月5日に参議院議員会館で全都道府県から届けられた92387筆の署名「海へ、空へ放射能を流さないことを求める」を国へ提出してきました。参議院議員会館第2会議室には約100名の人たちが集まり大漁旗、サーフボード、横断幕などを張り巡らせ、熱気があふれていました。経済産業省、環境省、農林水産省の8名の職員へ「放射能を放出しないことを(海洋基本法に放射能海洋放棄禁止条文を挿入、放射能の放出規制等を法制化する)、放射能の除去装置設置」を求めました。
署名提出に先立ち3時半から市民集会を開き、署名の報告会と交流会を持ちました。ついで4時半から5名の国会議員、2名の議員秘書とともに、国へ署名を提出し、各団体からの要請、これに対する国の見解、質疑がおこなわれました。そのときの様子です。
- [参加者]
-
国会議員
- 川田龍平氏(参議院議員・無所属)
- 大河原まさ子氏(参議院議員・民主党)
- 下田敦子氏(参議院議員・民主党)
- 近藤正道氏(参議院議員・社民党)
- 菅野哲雄氏(衆議院議員・社民党)
国会議員秘書
- 小沢一郎議員秘書(衆議院議員・民主党)吉村氏
- 福島みずほ議員秘書(参議院議員・社民党)石川氏
- 階猛議員秘書(衆議院議員・民主党)荒川氏
関係各省庁の担当官
- 原子力安全保安院核燃料サイクル規制課金城課長補佐
- 資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課田岡課長補佐
- 資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課周治課長補佐
- 環境省水・大気環境局大気環境課山根課長補佐
- 環境省水・大気環境局水環境課高橋課長補佐
- 農水省消費安全局畜水産安全管理課水産安全室 伊集院課長補佐
- 水産庁増殖促進部研究指導課中奥課長補佐
- 水産庁増殖促進部漁場資源課森課長補佐
市民代表
- 三陸の海を放射能から守る会 会長永田氏
- 豊かな三陸の海を守る会 会長田村氏
- 子供たちの教育と未来を考える会 会長須賀原チエ子氏
- 日本プロサーフィン連盟選手兼任理事 木下デヴィット
- その他サーファー、市民の方々
1:議員挨拶
- 川田
(参議院・無所属) - 東京選挙区から選出されました川田龍平です。
薬害エイズの問題から厚生行政について取り組んでいます。
今回は紹介議員として参加させていただきました。
現在原子力発電所の稼働率が下がっている中、この原子力政策そのものについて考えていかなければならないと思います。しかし再処理工場が稼動されようかとしている中でしっかりと皆さんの声を政府の人たちに届けていきたいと思います。
原子力政策転換議連やここにきている議員に自己紹介をしていただきます。 - 大河原
(参議院・民主党) - 食べ物の安全問題。複合汚染やチェルノブイリ汚染以降の食べ物はどうすれば良いのか、また放射能によって水も空気も汚したくありません。エネルギーの転換をしっかり行っていく市民一人ひとりの意見を大事にしていきたいと思っています。
- 菅野
(衆議院・社民党) - 出身は三陸です。六ヶ所村の問題に関して、社民党の青森県連合を中心に稼動中止を求めてきました。この中で漁民の皆さんと接点がありまして、豊かな三陸を守ろうと言う思いで、これからもしっかりと取り組んでいきたいと思っています。
- 川田
- 参加されている議員秘書の方は後で紹介し、各省庁の方の自己紹介します。
環境庁山野、経済産業省資源エネルギー庁川田、原子力安全保安員で核燃料サイクル規制課金城、環境省高橋…後で名刺見せます。次は市民の代表の挨拶です。
2:市民代表挨拶
- 永田
- 永田です。署名提出します(担当官に)。 内閣総理大臣様、海に放射能を流さないこと、今世紀最大の海洋汚染を起こす危険性のある再処理工場の稼動停止再処理核燃料の海水廃棄は核除去装置をつけ放射能を除いた後放出すること、海洋法に放射能を放出することを禁止する条文を盛り込むこと、放射能の放出規定数値を法制化すること、海産物・農産物の摂取基準を設けること、使用済み核燃料はアメリカ・ドイツ・北欧などのように再処理せずそのまま保管するように、放射性物質の規定機関は経産省から環境省に移管してください。以上のことを求める102387筆の署名を提出します。
- 田村
(豊かな三陸の海を守る会の代表) - 岩手から来ました。放射能を海に流さずに豊かな三陸の海をこれからも国民の財産として守っていきたいです。その中で地方議会に国に放射能を海に流さない法律を制定するように請願を出して欲しい。現在10の市町村で採択され国に提出しています。もし放射能が流れれば岩手県の沿岸に流れます。エチゼンクラゲも太平洋に流れずに三陸海岸をへばりつくようにして流れます。放射能も同じように流れます。また岩手県は日本で有数の養殖量を誇りますが、その養殖するあわびやホタテなどは放射能や金属物質がとても蓄積しやすいです。もしそうなれば大変なことになるので岩手の漁民、特にオモイ漁港は放射能を流されては自分たちの生活が成り立たなくなると言うことで署名活動を始めました。海に気を使い合成洗剤を使用しない漁港の人たちもたくさんいます。でも放射能の廃液が流れてきたら大変になります。
安全な魚を全国の人に届けたいです。またこの場所は国立公園でもあり海水浴客にも安心して泳げる場所にしたいと考え、このように取り組んでいます。
※途中議員挨拶
- 下田
(参議院・民主党) - 青森弘前の出身です。以前民主党で六ヶ所の再処理工場の社長に挨拶しに行きました。この社長は岩手方々に話していません。もし安全であるならばきちっと状況説明するべきです。以前エネルギー政策の会議の時に経産省の人がこの六ヶ所村の問題について雑誌等で取り上げられてないから差ほど問題なことでもないのではないかと言いました。私は怒りを覚え地元の東奥日報や岩手日報で果たしてこの問題が取り上げられない日が1年のうちに何日あるのかということです。なぜこの問題が中央に行かないのか。この原燃の裏にある経済状況や組織は一体何なのか。これについてなぜ経産省、エネ庁、保安委員、内閣府の4つもの機関がエネルギーや核燃に関連しているのか。核再処理のトラブルの問題や耐震性についての問題などがあるなかで日本で初の核再処理についての試みを行っていますので安心はできません。またエネルギーは原燃だけではないし、風車やそれ以外の方法も含め、原点に返りエネルギーについてもう一度考えていきたい。また原燃が二酸化炭素の温暖化問題に必ずしも貢献しているわけではありません。
- 近藤
(参議院・社民党) - 世界的に有名な漁場である三陸の海が汚れることは国家的な損失になる。
またこの前の地震で、世界で初めて地震が原発を直撃しました。それは柏崎の刈羽原発でここでは微量ですが放射能が海や空に流れました。この問題は六ヶ所村についてもいえることで大変な事態です。そのような意味でもこの大量な署名を担当者の方々にしっかりと受け止めていただきたいです。
再処理工場の危険性の中で低レベル放射性物質の貯蔵施設ですが刈羽崎では地震によって10いくつの放射性物質を含む汚水の入ったドラム缶のうち2つのドラム缶のふたが取れてこの汚水が流れ出しました。このような事実を受け止めながら三陸の海も汚さないようにみなさんの切実な声を大切にしっかりと国会でも審議していかなければならないと思います。 - 川田
- 小沢一郎議員秘書の吉村氏、福島みずほ議員秘書の石川、階猛議員秘書の荒川氏などが出席されています。
- 菅原
(子供たちの教育と未来を考える会) - 今私たちができることは多くの人にこの問題の重大さを知ってもらうことです。国に対する要望書は次世代に放射能を残さないことを求める、青森県に接する岩手県では農業や漁業で多大な被害を被る事態が懸念されています。もし微量でも放射能に汚染される被害を被った時に風評被害だけでなく、生活の基盤である農業漁業ができなくなる。放射能は微量でも人体に与える影響があり子供たちの将来を蔑ろにするものである。
- 木下
- 核廃棄物は全部の国でお断りですよね。それが全部六ヶ所村に集まります。
また自分は毎日海で泳ぐのですが、担当官の皆さんは海に入ったことありますか?このまま放射能を流し続けると大変なことになりますよね。海産物も汚染されます。ここであなたたちがどう処理しようと史上空前の大問題になります。漁師さんたちも仕事をなくしますよ。放射能を海に流してからでは遅いんですよ。なんで海に放射能を流すのでしょうか?国民にアンケートをとって発表してから行ってください。人間であれば誰でもNOと言いますよ。エネルギーは他にもたくさんありますがどうしてこんなに危ない方法を選ぶのでしょうか?風力も地熱も太陽もありますよね?どうしてこのようなエネルギーに転換していかないんですか?また仮に六ヶ所村や浜岡原発が爆発したらどうなるんですか?もし、僕が北朝鮮のスパイだったらそこに時限爆弾仕掛けて終わりですよ。その時にチェルノブイリみたいになったらどうするんですか?誰も責任取れないですよ。起きてからでは遅いからこれだけ言ってるんですよ。もう一度言いますが、この問題は日本全国に駆け巡ります。放射能まみれの海産物は誰もが嫌ですよ。僕はこの話を知ったのは今年の7月でした。そこから一生懸命にありとあらゆることを覚悟して活動してきました。ライフルで撃たれることも家を燃やされることも覚悟してきました。これはそれだけ日本国の未来に影響する問題。もっときちっと国会で話し合って、もっとこの現状をテレビで公開してください。 - 山田
(消費者を代表して) - ホタテなどの貝を網で養殖することで、この放射能がこの海産物に蓄積してしまうことが問題です。再処理工場の稼動を停止して欲しいということです。真剣にこの問題について取り組んでください。
3:関係省庁の見解
- 金城
(原子力安全保安院核燃料サイクル規制課 金城課長補佐) - 国の方の情報提供が少ないのではないかということについて、この冊子の中にみなさんの質問に答えられるようなことが書いてあります。この冊子が皆さんの手元に届いていないことは残念に思いますが、そういったことを補う形でこのような会合で説明していきたいと思います。え〜原子力安全保安員の役割について発電所も含めてた原子力施設で、法律に基づいた規制活動をしっかり行っています。我々は公務員ですから法律に基づくことが大原則であり活動しています。六ヶ所村の施設に関しても設計の段階から試験運転の段階にいたるまで段階的に断片的に見ておりまして、現在も青森に入って保安検査官が事業者が当初の安全規制に基づいて運転しているのかを365日見ています。ここでの国への要望事項という中では、施設からの放出濃度規制について管理基準値等を設けて審査を行って合格を割り出しています。再処理工場の除去装置に関しても法律に基づいてしっかり審査しています。また放射性物質の管理のあり方について、冊子の中の3ページ目に説明を付け加えさせていただいてます。このように法律に基づいて設計から工事、試験運転にいたるまで一つ一つ審査検査を行って、当然のことながらその中で誤りや危ないことなどがありましたら適時修正を行って今に至ります。このような意味で原子力施設の安全性についてはしっかりと法律に基づきましてやっています。またこの施設が運転するということになれば安全性をどのように見ていけば良いかやっていきますし、閉鎖されると言うことになれば閉鎖することに関しての安全性がしっかり保たれているかやっていきます。そしてこの冊子が皆さんの手元に届いていないことについて我々も説明等をこれからもよりいっそう努力していきます。
- 田岡
(資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課 田岡課長補佐) - 本日ご要望していただきました点は真摯に貴重な意見として承りまして、今後の資源エネルギー庁の行政に踏まえていきたいと思います。
その上で本日ご要望いただいた中でエネルギー庁の関わってくる問題につきまして説明させていただきます。今後は再処理について再処理せずに使用済み燃料をそのまま保管するように宣言することというご要望を頂きましたが、私ども政府の方は核燃料サイクルの方針を決めるに当たり、平成17年に閣議でも決定された原子力政策大綱を定めました。これは原子力委員会(有識者)で46時間公開で議論されました。ここでは原子力の全量使用済み燃料を全量廃棄すること、部分的に再処理すること、全量再処理すること、全量保管することの4つの選択肢について議論しました。その際の経済性や環境性、技術的な見通し、社会的な需要など、おもに10の観点から評価し、そのなかで何が望ましいか議論しました。その時の結果は再処理路線は経済性の面で直接処分方式と比較しても劣りますが、エネルギーのセキュリティーについて、ご案内の通り日本はエネルギー自給率4%で、原子力を入れても19%です。これほど自給率の低い先進国は他にはありません。安全保障、安全供給性、環境の適合性などから判断して、エネルギーセキュリティー、環境適合性、将来の不確実性などの対応能力では再処理路線が優れているということで、善良再処理するという国の方針を平成17年に原子力委員会で決まり、原子力政策大綱に取り込みまして閣議決定いたしました。エネルギー庁としても今後も地元の皆さんのご理解とご協力を得られるように広報、意見交換や、意見を給わる公聴活動を行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
海洋基本法に放射能の海洋投棄を禁止する条文を盛り込むと言う要望ですが、海洋法は議員立法で制定されるもので所管が資源エネルギー庁ではないので、総合海洋政策本部が内閣府にありますので、資源エネルギー庁がこの場で責任を持って答えることはできません。 - 山根
(環境省水・大気環境局水環境化 山根課長補佐) - 環境省は環境省設置法に基づいて、現在一般環境中における放射性モニタリングシステムを立ち上げて一般環境中における放射線の濃度を測定しています。これについて全国12箇所でモニタリングを実施しまして日々ホームページで公開しています。
- 伊集院
(農水省消費安全局畜水産安全管理課水産安全室 伊集院課長補佐) - 今のところ原子力施設付近での放射能数値の異常は確認されていません。また海産物について様々な海域でどれくらいの放射能を持っているのかをバックグラウンド的に調べていますが、一般的にどれくらい含まれているのか公表しています。
4:質疑応答
- 永田
(質問) - 経産省は法律に基づいてやっていると言う話でした。再処理工場では例えばトリチウムが大量に出ます。このトリチウムの放出基準値はあるのでしょうか?
冊子の2ページで、トリチウムなど全量放出で許可していると書いてある???。原子力発電所では5重の壁で放射能を出さない方針でやってきたのに、再処理工場では出すと言う地元の人間をバカにした事がないのではないでしょうか?
原子力委員会の審査ですが、私たちが計算しました原燃の放出申請書で、再処理工場では年間3億300万人分の摂取致死量の放射能を出すわけで経口致死量の4万4千人分、環境にも悪く体に蓄積することについて原子力委員会では審議したのか? - 金城
(回答) - 安全性につきまして、4.5ページに、世界平均で放射線自体は2.4ミリシーベルト空気中にあり、再処理施設から出てくる放射性の量は0.022ミリシーベルト。このようにそもそも我々が毎日浴びている放射線の数値2.4ミリシーベルトですからそれを元に安全基準といってるのが1ミリシーベルトです。その限度からみてこの再処理施設は色々計算した結果0.022シーベルトですので安全性は確保されていると言うことになります。また先ほど指摘のありましたとリチウム等は発電所と再処理施設では原子力施設の種類が全く異なります。発電所は臨界を継続的に起こしながらその管理をどうしたら良いかということになりますが、再処理施設では臨界を起こさないことを前提に化学プラントのようにその化学処理を色々加えながらこの再処理をどのように進めて言ったら良いのかということを前提に規制が設けられていましてそれに基づいて法律も出来ています。ですから直接的に発電所と比べましても違いがあるのは当然ですが、いずれにしても我々も技術的な知見を踏まえまして、法律にのっとって処理をして現在このような状況になっています。
- 永田
(質問) - トリチウムに濃度規制はあるのでしょうか?
- 金城
(回答) - トリチウムにつきましては濃度規制を踏まえた審査を行なっています。冊子の3ページにありますが、放出規定に保安管理目標値が定められていて、その範囲内で運転するよう義務図けられています。また保安規定に違反した場合には法律に基づいた対処が行なわれます。
- 永田
- 濃度規制はあるのか、ないのか?
- 市民
- 知っているのか知らないのか、YESかNOで答えてください…
- 永田
- 規制値というのは一年間の総量ですよね?一年間経たないと分からないのですか?
- 金城
- 規制というのは放出する出口に管理目標値を設けておりますから…
毎日毎日放出する時に見てその数値を積算しており、その放出の状況については原燃のホームページで公開されています。 - 市民
- あなたの言う基準の中に濃度を規制してる基準はあるのかという質問です。
工場の排水にも濃度規制があります。 - 金城
- それぞれの施設によって異なりますが、保安規定に定めた放出管理のなかで安全性が保たれていると言うことになります。
- 木下
- 大丈夫と言うなら明日一緒に言って泳ぎます?そういう話ですよ。泳いでください。
- 市民
- 放出口のところで泳いでください。
- 金城
- 僕もスクーバダイビングします。
- 市民
- 実際海に放射能が流されています。どれぐらいの濃度か知っていますか??
- 金城
- 科学的に法的にしっかりとやっている審査なので…
- 川田
- 排出している濃度をモニタリングしているといっていましたが、そのモニタリングしてる濃度の量はどれくらいですかと言う質問に答えて下さい。
- 金城
- 私は保安員なので把握していますが今手元に資料が無いので答えることはできませんが…
- 川田
- ミリシーベルトとベクレルの単位は違いますが、実際原発の何倍の量がでているのですか?
- 金城
- 今手元にありませんが、みなさんの主張する倍数は確認していません。
みなさんの主張する倍数は分子分母によって変わってきますがみなさんの… - 木下
- 大丈夫だと言うことを証明してくださいよ…
- 川田
- 結局原発の何倍の量を放出しているのか答えてください。
- 金城
- 放出管理はベクレルの単位ですが、皆さんの主張は何を何で割ったら良いのか分かりませんでしたが、そういった計算があるということ前提に私どもも計算していきたいと思います。
- 市民
- 去年の11月にこれ以上出しちゃいけない最高限度の濃度があるのですが、それを割ったら千何百倍と言う濃度が出てきたんです。また1700倍という話もでています。
- 金城
- 仮にそうだとしても私どもは保安規定という法律に基づいて毎日運転されていることは確認しています。
- 木下
- 保安規定ってなんですか?法律って何なのですか?人が決めたものでしょ?だったら泳いでください。
- 市民
- 泳いでください。
- 川田
- 彼一人が泳いだところで…
- 木下
- こんなバカな政策やめればいいじゃないですか…。
- 金城
- 我々はやるかやらないかを判断しているのではなくて、もしやるのであれば法律の安全性に嵌っているかと言うことを確認してますので、またやらないのであれば法律に基づいて作業が進捗しているかをみていきます。この再処理の必要性について我々の担当枠外ですので外させていただきます。また福井の原発に関してもやめるということになりその安全性について我々も見ていきます。我々の役割はちゃんと安全が確保されていて皆様の声を聞きながら安全が確保され一つ一つ作業が進むと言うことです。
- 市民
- なぜ東海村でお金をかけたクリプトン回収装置が六ヶ所村にはついていないのか?
また先ほどのクリプトン除去装置をなぜ今まで知らなかったのか?
2003年に再処理工場の排水溝からはがきを流す実験を行い、房総半島の千倉まで届きました。今回のアクティブ試験の廃液はもう千倉まで届いているんですよね? - 金城
- 除去装置についてはこれまで指摘を受けてきましたが今のところ研究の段階で行なわれていることは我々も承知しています。
- 市民
- 今まで研究してきてさらに実用化するまでの開発費は予算に上がってるんですか??
- 市民
- 海流影響評価は館山の方まで行なったのでしょうか?館山だとどれくらいのシーベルトになり、岩手だとどれくらいのシーベルトになるのでしょうか?
- 金城
- 法律に基づいて行なっています。また放出することについてしっかりとした海流モデルを出した結果、0.022ミリシーベルトを出しています。これはある意味科学的にしっかりとした知見に基づいています。
海流評価について、例えばこの手の中から水を流したからといって分子レベルまで一つ一つが果たしてどこまで行くというのはあまり現実的ではありません。ただ、海流の状況は実質的な検討の段階で色々な知見を用いてその中で計算して取り入れていくことになります。 - 川田
- あまり一人だけ話しても勿体無いので次の方
- 田岡
(エネ庁) - 原子力政策大綱のなかで4つの路線の中でどれがいいかと議論されました。また安全性という面で補足させていただきますと年間4万7千人分の致死量ですが一度に浴びた倍の致死量というふうに計算したと承知しいたしております。これはどのようなルートで放射性物質が人体の中に入ってくるかと言うことは一切無視して、排出工に口をくわえてやった場合にどうなるかと言う議論だと承知しております。私どもも責任をもって答えられる立場ではありません。しかし個人的に話させていただくとこのような議論は例えば自動車なんかもそうなんですよ。
- 市民
- 偽弁じゃないのか?
- 田岡
- いや自動車の排気口に口を加えれば人は20分で死にます。そういった意味で全国で100万台走っている車が1日10時間走ったとします。有識者からの話を聞いた限りの意見なのですが、1日に6700万人分の致死量の排気ガスが出ている。ここで、世の中は希釈拡散というものをもって世の中の事業が成り立ているということも事実です。なぜ自動車が走っているのか?これは大気で拡散されて人への影響を及ぼさないレベルで成り立っている…
- 市民
- 放射能の問題と一緒にしないでください。
- 田岡
- エネルギー庁も原子力を推進する立場にございますので、公聴広報活動が本日お越しいただきました皆さまの意見も真摯に受けとめましてやっていきたいと思います。
また排ガス規制はありますが放射能放出規制がないことにつきましてその主張性ですが日本はエネルギー自給率4%でして原子力も入れて19%です。この現状を踏まえまして例えば再処理工場を完全操業した場合に、一日に得られる電気は石油に換算して1日20万バレルでその石油を海外から調達していかなければならないこういう現状を踏まえまして…。 - 木下
- なぜもっと自然エネルギーを活用しないのですか?
- 川野
- たとえば太陽光エネルギーを用いた場合、100万キロワット原子量発電を一機設置した場合、山の手線一周分の太陽光パネルが必要になります。
- 市民
- 自然エネルギーは太陽光だけじゃないでしょ?
- 田岡
- エネルギー庁といたしましてもいろいろな再生可能なエネルギー、省エネ、資源エネルギー、エネルギー源の最適な配分をやりながら今後進めていきたいと思います。また国家エネルギー戦略が昨年取りまとめたのですが、これから原子力エネルギーは3〜4割を維持していこうと考えております。
- 木下
- 核廃棄物はどうするんですか?
- 田岡
- 核廃棄物に関しては…。
- 川田
- 下田先生が帰られるという事で一言。
- 下田
(参議院) - 話の途中ですが…、皆さんの純粋な思いを背負ってこの世界に生きてみますと、新聞記者もある力が及んでか、個人の意見なのか賛成の人もいれば反対の人もいます。科学者もそうです。またこの話はいくら夜明けまで議論しても終わりません。なぜなら(この担当者たちは)思いがあっても率直な意見を言えない立場の人たちなんです。もっと大きな目に見えない巨大な力がこの人たちの上にきています。立場上以上のことは答えてもならないし、第一に儲けたい人がいるんです。貧しい地方があるのです。地方の公民館や体育館、学校まで全て作ってくれると言えば心配はどう何だかわからないけど、賛成する村長もあれば…。情けないのはそこなんです。大変申し訳ございません、知らないというのは大変幸せなことなのです。愚かなことです。政治の世界もそうです。選挙になれば何億も原燃からお金をもらっている政治家がいることをご存知でしょうか?変えなければならないのです流れを。流れを変えることを精密に話し合って行動しないと、今日ここまでもってくるエネルギーは膨大のものです。時間、交通費、エネルギー。そのエネルギーをある意味でもお役所の人たちも悩んでるんです実際。変えましょう流れを。こうことでは変わりません。私も予算委員会で3回ほどやらせていただきましたが特別会計と言うものが一年生議員の歯が立つような問題ではありません。原燃になり下請けから孫請けになりこの幅でやるものを少し儲けたいがゆえに(少し大きい)この幅でやってしまうのです。そこから漏れるのです水が。誰を責めればよいのでしょうか?純粋な思いを少し方向性を変えてやっていかなければ、この国の政治が変わらなければ、流れは変わりません。 市民:簡単な質問なのですが、再処理工場の価値が20万バレルと言いましたが、プルトニウムを即エネルギーに変えることができるまで50年かかるわけですよね?その50年間六ヶ所再処理工場でプルトニウムを作ったとしてもそれをエネルギーに変えることができないと言う現実に対してどういうふうに考えていますか?
- 田岡
- それは高速増殖炉の実用化のスケジュールだと思いますが、私どもが今進めているものはプルサーマルと言うものでありまして、2010年までに相当な数を、
- 市民
- 具体的に何機でしょう?
- 田岡
- 全国にまあ55機の発電所を電気事業連合会がプルサーマル計画を全国で16〜18機の導入を目指すと努力しておりまして、プルサーマルでプルトニウムとウランのモックス燃料というのでこれを既存55機の発電所に入れてやっていきたいと思っています。将来的に核燃料サイクルを作ると言う意味で高速増殖炉の実用化に向けてつなげていきたいと考えています。
- 市民
- 何年くらいを考えていますか?
- 田岡
- 商業的な運転は2050年をめどに高速増殖炉進める方針で、今研究開発を含めてまあ国の計画として昨年8月に原子力履行計画を資源エネルギー庁で国の計画として、位置づけてしっかり進めていきたいと思います。
- 市民
- 16機のプルサーマルをやるにしても、もう43トンのプルトニウムを保有しているわけですから、十分何十年も賄えるのではないでしょうか?
- 田岡
- プルトニウムのですね、40何トンというのは、数字として正確かどうか手元に数字はございませんが…。
- 市民
- 43トンというふうにホームページに書いてあります。
- 田岡
- まあ六ヶ所の再処理が立ち上がれば、毎年4.5〜6.5トンくらい消費されると承知しております。
- 市民
- 消費?
- 田岡
- まあ使われると承知しております。
- 市民
- プルサーマルが計画とおりに進まなかった時はどうするんですか?
- 田岡
- そこはもう一生懸命頑張ります。
- 木下
- みんなにちゃんと公表して聞けばいいんじゃないの?地元住民完全に無視してるよ。
- 田岡
- 公表して公開のもとやっています。再処理工場が立ち上がりましたら、毎年5.5〜6.5トンの消費を見込んでおりまして、将来的に高速増殖炉の実証炉ができましたらそれ以上にプルトニウムが使われる予定になっています。十分余剰プルトニウムと言われる分だけでも国内および海外にも日本のプルトニウムが溜まっていますがそれも利用される予定と見通しがあります。
- 市民
- その答えを聞くと、プルサーマルが計画とおりに進展しなかった時にどうするかというのが全く想定されていなかったのではないでしょうか?
- 田岡
- まあ、計画については今の時点でしっかり計画に沿って計画の実現を目指して進めていこうということです。
- 市民
- 柏崎刈羽原発が壊れていますよ。プルサーマルどころか普通の稼動もできない状況ですよ。
- 田岡
- まあそこにつきましては、いずれにしても原子力立国計画に位置づけておりますし、電気事業連合会が今まだプルサーマル計画やってみましょうということになってますので、頑張って進めていきたいと思います。
- 市民
- 原子力立国計画で地震は止められるのですか?
- 川野
- いや、それは難しいと思います。
- 市民
- 高レベル放射性廃棄物は1回埋めると埋めた後の責任は取られないと聞いたのですがどうなのですか?
- 川野
- 責任は取られないということではなく、回収処分法という法律に基づいてしっかりこれからやることになっていまして、回収処分地を選定した後は、管理をして実施処分主体というNUMOというのがありますが…。
- 市民
- 管理する時間はどれくらいですか?
- 田岡
- え〜…
- 市民
- 埋めた後に放射能が漏れたとしても、埋めた業者は罰金すら取られないとか聞いたのですが。
- 田岡
- そういう話は承知しておりませんが、地層処理したあとにも安全を確保できるように研究技術開発なども今行なっています。政府としてはそこをしっかりやっていくという方針です。
5:まとめ
- 川田
- もう時間ですが、私も一年生議員でなかなか司会進行も上手くいきませんですみませんでした。皆さんの思いがこの時間内で伝えきれなかった部分があると思います。このような議論がずっと続いている中で、この官僚の人たちは2年で入れ替わってしまいます。
私も薬害エイズ問題で厚生省の担当者の人たちは2年間でこの場所で立って話をして2年間経てば責任を逃れられるわけです。こういった官僚の体質の中で自分も薬害エイズ問題で悔しい思いをして裁判をして戦ってきて何人もの人が亡くなってきたなかでこの国の政策や仕組みを変えたい気持ちで国会議員になりました。無所属の議員としてどこまで変えられるのかと、今民主党がこういう状態で、下田先生も議員総会で出て行ったわけですが、官僚は法律に基づいてやっていかなければなりません。
このような法律を変えることが国会の仕事だと思います。この国会を変えることによって法律を変えることによってでしかこの国の政策を変えることはできません。政治の力はとても大きいともいます。しかしこの政治の力に力を持たせることは本当に多くの国民の皆さんの世論の力、メディアの力、一人ひとりが投票したり、政治に対して働きかけていくことだと思います。今日来ていただいた岩手や宮城、青森、様々なところから来てるみなさんの思いを地元選出の国会議員や一人ひとりの国会議員を動かしていくことが大切です。またその国会議員も支援されている原燃や様々な企業に動かされていたり、お金でもってこの国が動かされているところを変えない限りでは、自分たち命やその次の世代に何を残していけるのか、命を守っていくと言うことがこのままでは、今まで話し合ってきたようにこうした問題、安全と言うものが今の基準でもこれからの基準でも本当に分からない中で、薬害エイズの問題もそうですが安全かどうかはっきりと言えない危険ではないと言えないといった議論の中で今は止められないということに企業の利益も絡んできてる中で、自分たちがこれからどういう社会にしていかなければならないということを、また自分たちの世代の時に何ができるのかを前提に全力でやっていかなければ、本当にこの問題は次の世代に積み残してはいけない問題だと思います。
そういった意味で今日は環境省や農水省や経産相に来ていただきましたが、今日の話を聞いて是非環境省ができることを経産省ができることなどをそうしたことを本当にこれから縦割りではなくて、自分たちが2年間しかこの場にいないということでもなくて、是非議員も使っていただいて、是非政治が変えていけるように皆さんと一緒に頑張って生きたいと思います。